北九州市の「東アジア文化都市北九州2020-2021」事業のご縁で、「世界体操・世界新体操2021北九州」の選手の食事会場に花をいけました。

松岡修造さんが100日前イベントで、「環境・平和・文化」を北九州市から発信しよう!と仰っていた事、選手の皆様へのおもてなしだけを考えて、花材選びも私の取組みである「福岡県産の花」を使った花で生けました。花あふれるふくおか!

選手も挑戦し、チームワークで団体戦を戦います。私も新しい試みとし、長年、チームとして花の仕入れをして頂いている「まなこ花店」さんとコラボレーションすることに決めました。

いけばなの先生・華道家と花店のコラボレーションも例をみません。だからこそ、する価値があると思いました。

初回は10月12日の準備。遠距離移動で疲れた選手の方々を花で優しくお迎えしリラックスして欲しくて、色はピンク系、香りは芳醇なオリエンタルリリーと風に揺れるコスモスが主役です。

花材 つつじとオリエンタルリリー:福岡県うきは市、コスモス:福岡県田川市

長年お世話になっている「まなこ花店」さんの真子泰輔氏と初回と最終日はコラボレーションをしました。彼は、東京ガールズコレクション北九州や、世界体操・世界新体操の演技会場の花も花商業界の若手のメンバーと手がけています。頼りになる私のチームメイトです。

第2回目は、10月16日午後の準備で開幕直前。色は日本の国旗の白と赤。花材には、スポーツ選手もよく参拝される足の神様で有名な「足立山妙見宮」の境内の竹を宮司様より頂き、欧米の選手には竹は珍しいですし、何よりも選手の負傷がないようにと願いを込めていけました。

花材 竹:足立山妙見宮御苑竹、梅擬とつつじ:福岡県田川産、オリエンタルリリーは福岡県八女産

第3回目は、10月20日の午後の準備。いよいよ決勝目前。足の神様の竹は、関係者の方からの最終日までお守りして頂こうと仰っていただき、私も願ってもないご意見にただ嬉しかったです。

花で雅やかさは演出できても、もう少し雅やかさ艶やかさを演出したくて、写真家西村忠氏の撮影された「桜咲く小倉城」の写真を飾ることに決めました。やはりしっくり落ち着きますし花も映えます。ちなみにライカで撮影編集ナシです!

花は、色も潔白な白、情熱の赤、雅な紫、煌めく黄色を使い、雅やかさと強さで、選手の良い緊張感を保ち、ベストパフォーマンスをして欲しいと願いました。そして、安定感ある着地ができるようにと願いを込めました。

世界体操出場選手の皆様に、北九州市でベストパフォーマンスができた、演技を楽しめたという思い出を残して欲しい気持ちだけです。

花材 竹:足立山妙見宮御苑竹、梅擬、つつじ白菊:福岡県田川産、トルコ桔梗:宗像産、菊:田川産、オンシジューム:八女産

第4日目は、10月24日午後の準備。体操の決勝が終わり、新体操の選手が到着します。オレンジのバラで優しさを演出し、グロリオーサ別名「栄光のゆり」で新体操の軽やかさを演出してみました。深まりゆく日本の秋を感じて欲しいです。

花材 竹:足立山妙見宮御苑竹、蔓梅擬き:福岡県田川産、バラ:福岡県八女産、雪柳:熊本県産、グロリオーサ:高知県産

最終回は10月28日午後から準備。いよいよ新体操の決勝が始ります。

THE日本のイメージを演出したくて、紅葉は「篠崎八幡神社」より頂きました。

日本の大地を、煌びやかな光りが選手にふりそそぎ、より高く跳ねたり、鳥のように飛ぶ姿を思い浮かべながら、花材も選びました。黄色のオンシジュームは煌びやかな光り、グロリオーサ別名「栄光のゆり」は高く飛び舞う姿、石化柳は鳥のように空高く舞うイメージです

花材 竹:足立山妙見宮御苑竹、紅葉:篠崎八幡神社御苑紅葉、石化柳:福岡県久留米市、オンシジューム:福岡県八女市、グロリオーサ:高知県

生け終わった時に、取材をうけ大会公式のインスタグラム「世界体操・新体操2021 北九州に投稿して頂きました。

食事会場は国境のない空間でした。コロナ禍前以上に、世界の人たちが交流できる世の中になるように願います。

花が綴る物語が、いろんな形となって始まっています。

「花から始まる多くの人との出会いやご縁が繋がり始まる」という意味でつけた「いけばな花綴り会」というグループ名をつけてよかったと実感しました。

最後に…

多くの人たちや団体の皆様に、快く笑顔でご協力をいただき20日間も無事に終演となりました。厚くお礼を申し上げます。

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