第5回 小倉城竹あかりでいけばなライブを致しました。

今回は2部構成で開催されました。

第一部 2023年10月27日(水)〜29日(日)
第二部 2023年11月2日(木)~5日(日)
会場  小倉城 天守閣前広場一帯(大手門より入場)

時間  17:30〜21:00(雨天中止)
料金  ¥500(環境協力金 中学生以上)
パフォーマンスエリアは、銀河 茶室にて(旧糠蔵前)

いけばなライブ

竹あかりの初日まで2ヵ月。

私の竹あかりの準備が9月から始まりました。

まず、二代目花柳菊之輔先生に相談し振付をお願い致しました。

曲は京鹿子道成寺。私の憧れの曲。花を生けながら日本舞踊の要素を少し取り入れたいけばなライブができました。

1年程度では、日本舞踊の美しさは完全ではありません。しかし新しい事への私の挑戦が始まりました。

93歳の先生との師弟が約1年。令和6年2月に天への召されました。

先生の笑顔と人間力を学ばせて頂きました。人とのつながりは年月ではなく、心の距離だと天に召されてから最後に教えて頂きました。

先生の教えを胸に、精進いたしますので天から見守ってくださいね。

ご冥福をお祈り致しております。

あっという間に本番!

ハードルの高いことへの挑戦をしたんだと気がつきました。ほんの5分程度の舞踊の要素が自分のものにならない。30分の時間で花を生けることができるのか?

不安でいっぱい。その時に菊之輔先生は「大丈夫よ~、文香さんにはできるから、思いのままよ~」と背中をおして頂きました。

当日、着物もしっくりいかず、草履も足がすべらない。自分でどれだけ緊張しているのか?考えました。

曲が流れ、拍子木の音に気分が変わり私の世界が始まりました。

気がつけば、多くの方々からの拍手を頂きました。ありがたくて感謝するばかりでした。

お弟子さんの花出しのアシストが素晴らしく、躊躇なく花を生けることができました。

菊之輔先生、小倉城竹あかりの実行委員の皆様、ご関係者の皆様、花材を仕入れてくれたまなこ花店様、私にいけばなを教えてくれた母に感謝申し上げます。

この黄色のいけばなの思いは、

月のひかりが、この花にふりそそぎ、万物すべてのものにきらめく光で幸せを分け与えられますようにと思いを込めました。

癒しと優しさにつつまれますように 月に願いを

いけばなライブを花が綴る物語 演目:京鹿子娘道成寺

カテゴリー: Activity