パフォーマンス本番
柵を避けながら、舞台へ上がります。草履を並び替える瞬間、シャッター音が聞こえました。ちょっとした仕草だけでも、お客様が反応をしてくれる事に驚きましたが、ありがたいことです。作品は2畳の間の半分以上を使いました。生けながらも、心に残る花が生けられるのか?と、自分に問いかけながら花と向き合う時間を過ごしました。剣山もオアシスも使わない投入れです。
パフォーマンスが終了し、正座をして花とお客様に感謝の御礼を伝えました。「礼に始まり礼に終わる」日本の伝統文化の美しさです。ほのかな竹あかりが優しく私を包んでくれました。寒い中、お客様がそれぞれの思いで見てくださった事、生徒さん達が喜んでくれたのが、嬉しかったです。幼少の頃から、母が師匠でよかった親孝行ができてよかったと思いました。