小倉城天守閣ギャラリーでの作品展

2021年1月19日~31日まで、小倉城天守閣ギャラリーで生徒たちと一緒に作品展を致しました。

福岡県の花生産者が愛情を注ぎ育てた花木を中心に、第1部は「早春」 第2部は「花とラブレターで語る Valentins Day」をお届け致しました。 緊急事態宣言中だからこそ、花の持つ笑顔や生命力を感じて欲しいです。

緊急事態宣言でも私たちにできる事

昨年も、小倉城さくら祭りが中止となり満開の桜も見にいけませんでした。そこで来城された方に、桜を見て頂く事に決め、特別な空間として桜を生徒たちと心を込めていける事に決めました。

第1部は「早春」 

右側は小学4年生の女の子。月に2回のお稽古半年未満。彼女は、教えたら即実行。キラキラとした瞳で見て聞いてくれます。素直さが上達へと続いています。「もっと厳しくても良いです」と言われました。

第2部は「花で語るラブレター」というテーマ

それぞれの思いを、ラブレターに託し花をいけるテーマにしました。来城者の方はラブレターを読みながら花を見られていました。「甘酸っぱいね~」とか「学生時代を思い出したよ~」と、思い出されていらっしゃいました。

涙そして感謝

コロナ禍、緊急事態宣言の中、私は開催して良かったと思いました。

性別に関係なく多くの方が、何度も足を運んでくださいました。花を目の前に泣かれる方や、ありがとうと言い花に言って手を合わせる方。花も誇らしげに、優しく微笑んでいるかのように見えました。

言葉で感情を伝えたりする事は簡単ですが、身を以ってわかる機会は滅多にないと思い貴重な経験をいたしました。

もう千秋楽

最終日は、多く方が来城してくださいました。15:00閉場でしたが皆様が花との別れが名残惜しそうに会場にいらっしゃいました。

私の花は、会場にお越しの方に差し上げました。皆様が喜んでくださった時の笑顔が、私へのご褒美のように感じ、花を手にした時の笑顔は、今でも忘れられません。

そして次回の課題を頂いた気がいたしました。

最後は、私の好きな禅語「山花開似錦」

私は、「山に桜や花が咲くと錦(着物)よりも美しい」というように解釈しました。美しいもの愛おしいと思えるものは傍で見ていたいという思いや願いの表れだと思います。

これが私が続けるいけばなの理由のひとつです。

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