2020年6月23日 福岡県みやこ町豊津総社にある「沖縄・平和の丘モニュメント(骨組)」の前で、慰霊の日沖縄全戦没者追悼式にあわせて第1回目の式典が開催され、献花を致しました。沖縄で親しまれている「月桃」を主材にし、タイトルは「羽ばたく鳥」。鳥の背中に花を乗せ沖縄の地へ、私たちの思いと一緒に献花が届きますようにと願いを込めて。 一般社団法人豊前国小笠原協会様より献花のお話を頂き、京都郡の森のレストランフォレストに行きました。沖縄県糸満市の平和祈念公園平和の丘のモニュメントの基礎となった鉄製の骨組み(高さ7・5メートル)が森のレストランフォレストの庭に展示され、その前で献花をしました。花材は、月桃を使うという指定がありましたが、沖縄以外は花はまだ咲いていません。葉と1輪だけ咲いた花を主材に使いいけました。 月桃について 葉からの香りも爽やかで、保湿効果も優れているようです。アロマオイルやお茶、健胃剤や化粧水にも使われているようです。沖縄の方は、葉をお餅を包んだりして捨てるところがないと言い重宝されているようです。 沖縄へ思いを花に託して いけばなのイメージは、鳥が背中に献花を乗せて、京都郡から沖縄へ飛び立つ瞬間をイメージして生けました。屋外での花を生けるのは初めてで、多少緊張はしていましたが、生徒さんが助手を務めてくれたので、安心して、花に集中をしていける事ができました。 沖縄の三線の生演奏を聴きながら 生演奏沖縄の歌を聴きながら、花を生ける事を考えると贅沢です。宮村みつお先生は美ら島沖縄大使、那覇市観光大使で、沖縄の海のように心の広い三線の先生です。「時間が足りなければ、他の歌を歌うから心配しないで」と声をかけてくださいました。この言葉で、少しリラックスできました。 慰霊祭は必要 式典は、今年が初めてで、沖縄の戦没者の慰霊と新型コロナウィルス感染症の終息を参列者の方々と祈りました。このような機会は必要だなと思いました。 カテゴリー: Activity